4つの太陽
岡本太郎の「地底の太陽展」に行って来ました。
輝く未来を象徴する頂部の「黄金の顔」
胴体には現在を象徴する「太陽の顔」
背面には過去を象徴する「黒い太陽」
そして地下には地底の「地底の太陽」があったらしいです。
太陽の塔は知っていても塔内展示や地下展示があったことは知りませんでした。
塔内展示の 「生命の樹」は生命の進化の過程を表現するために
300近い模型が取り付けられていたそうです。
地下展示では根源の世界を表現するために「地底の太陽」があったらしいのですが
万博閉会後 忽然となくなってしまったそうです。
今回はそれを復元し展示されていたのですが
こんな大きなものがなくなるなんてとても不思議すぎます。
全ての展示をみていると 岡本太郎の作品もとてつもなくすばらしいのはもちろんですが
40年以上も前によくぞこんな鬼才なアートを取り入れ
莫大な費用(6億円以上)をかけ実現出来たものです!
あっぱれ!! です。
今の大阪ならあり得ないことでしょう。
やはりアートは創る人がどんなに素晴らしくても
それを 認めて世に仕掛ける人がいてこそ世間で認められるものですよね。
40年前に実物を見たかった。こんな凄い物とは思いませんでした。
私が学生の時 大学で岡本太郎さんの講演会が開催されました。
そのころ メディアにもよく出られていて
「芸術は 爆発だ!」とよく叫ばれてました。
小さなおじいさんだったのですが 今から思うとすごいオーラ的な
エネルギッシュなパワーを感じました。
講義の内容はさっぱり覚えていないのですが最後の一言は今でも忘れられません。
「芸術は・・・・・へたでいい」
ブラボ~~~~~!!!!!!
by acute-97 | 2011-10-11 12:07 | 美術館