<   2014年 04月 ( 1 )   > この月の画像一覧

リセットの春

   
e0228380_2345016.jpg
   

   いつの間にか桜吹雪が舞い すっかり春です。
   うちの娘たちは新高校生と新中学生になり
   ダブルで卒業と入学を迎えて大忙しの春です。

   先日 以前勤めていた会社の上司が 東京でエッチングの個展をされるとの事で 
   行ってきました。
   一人で気楽に行こうと思ってたのですが どーしても連れてけ!と
   上の娘がいうので仕方なく一緒に行くことにしました。

   昔 仕事ではよく東京に行っていましたが観光は数えるほどで 
   今回は 初めて浅草の浅草寺に電車を乗り継ぎ行ってみました。
e0228380_23181283.jpg

   参道は観光客でごった返していました
   テレビではよく見る大きな雷門の提灯はそのままでした。
   いかにも外国の方々が喜びそうなたたずまい
   京都とはまた違うザ・ニッポンでした。
e0228380_23193319.jpg
  
   お昼はやはり東京に来たら築地のお寿司は食べに行かなくては!と
   以前家族で行ったマグロ専門店のお寿司屋さんに入りました。
   お昼時の市場はとても混雑していて
   板前さんがとても不機嫌で愛想なしで店員さんも不親切で怖かったです。
   小心者の私はドキドキしながらビールを飲み干していました。
   あんな対応では大阪ではすぐにつぶれてしまうだろうな~と思いながら
   美味しいもんはその場の空気感も味の一つなんだな~とあらためて思わされました。

   せっかく来たのだから大阪には来ない催しをと 
   六本木の森美術館で開催されているアンディ・ウォホール展を観にいってきました。
   アンディ・ウォホールは青春時代の大好きな作家で
   初めてマリリンモンローのシルクスクリーンを見た時の衝撃は今でも忘れられません。
   誰でも知っているモチーフが彼の手にかかるとすっかり 
   アンディ・ウォホールのオリジナルデザインになってしまうこのインパクトの強烈さ
   はさすがです。
e0228380_23204472.jpg
   
   今回の展示は キャンベルスープなどの有名なシルクだけでなく 
   昔の商業イラストレーター時代のドローイングを初めて観ることができました。
   とてもおしゃれで素敵だったので
   ショップで大人買いしてしまいました。
e0228380_233946100.jpg

   元上司の小川良子さんの個展は銀座のタチカワショウルームの地下にある
   ギャラリーで行われていました。
   実は何年かぶりに会う人たちに見栄を張ってヒールの高い靴を履いてたのですが
   東京見物で一日歩いてもう足はクタクタでした。
   銀座通りを裸足で歩くわけにもいかず 
   娘に手をひかれながらようやく着いた広いギャラリーには 
   素敵な作品が沢山あり クオリティーの高い個展でした。
e0228380_2341891.jpg
   
   とくに絵本の世界に出てきそうなかわいい野菜シリーズは
   普段仕事で見せることのない ちょっぴりおセンチな上司の内面を見た気がして 
   昔 出張先のドイツでなぜかダブルベットで一緒に寝る羽目になった
   小川さんの寝顔を ふと思い出しました。
   今回 私の大好きなカエル達もモチーフになり 
   赤い南国の植物とヤドクガエルのコントラストが美しい作品が一番のお気に入りです。
e0228380_23315528.jpg


   以前「今度東京でするからね」の言葉通り 
   常に有言実行 
   妥協を許さない作品に対しての熱い思いはデザイナー時代と変わりないパワフルさでした。

   小川さんの今までの人柄をあらわすように現役時代にかかわりのあった方々が
   パーティには沢山来られていて

   私も昔お世話になった上司や 得意先の方々
   私のサポートをしてくれた後輩に会うことが出来て とても懐かしかったです。
   20年以上も前 地球の軸どころか私の周りを地球が回ってる太陽の軸と信じていた
   かなり生意気なハチャメチャな時代を 知っている方達の
   私自身も忘れてしまっている赤面するような思い出話をしながら 
   胸がいっぱいになりました。
   もう一生 二度とお会いすることはないだろうと思っていた
   昔の憧れの君の 得意先の方にも再会することができ感激しました。 
   相変わらず素敵なままで 幸せに歳を重なられたんだなと
   穏やかなお顔が見れてほっとしました。 
   娘が「あの人昔イケメンやったやろうなーママの好みなんわかるわ!じいじぃみたいやもん
   パパと全然ちゃうやん~~!」
   娘よ!理想と現実は違うものなのです。
e0228380_23343947.jpg

   常に日本のインテリアの最先端の発信地点になってるこの業界で
   あの当時肩を並べて働いていた(?)同年代の女性が今でもバリバリと現役で働いていて
   「今日はベトナム帰りで直接来ました」
   「一月にフランクルトでお会いした時・・・」
   「五月にはミラノの展示会に・・・」
   なんて会話が普通にされていて 
   うちの娘が「なんなん?あの人ら凄いな~~」
   「やっぱり 働いてる女の人はかっこいいな~!」
   「なんで ママ仕事辞めたん?もったいない!」

   娘には 海外を飛び回るデザイナーという職業が
   とても華やかでカッコいい仕事に見えたのでしょう。

   実際 久しぶりに会った彼女たちは 私も眩しかったです。
   「私も働く女になろう!」
   「そや 誰にも依存しない稼ぐ自立した自由な女になれ!
   でも 仕事を持っているかいないかより いかに色々な経験を積んで沢山の人と出会い
   何を吸収したかで人間の厚みが変わってくんねん
   色々辛いことや我慢することを乗り越えて来てはるから
   かっこよく思うねん! 
   あんたもやりたいこと見つけていっぱいし!世界は広いで!」熱く語る母に
   「そやん みんな全然威張ってないもんな 
     みんな温かい感じ・・・自信のある人はかっこええわ」
 
   今回娘を連れて来て良かったかもしれないと ふと思いました。

   帰りの新幹線の中
   ヒールを脱ぎ捨て足を掘り出しビールを飲み干し
   ほろ酔いの中なぜか頭だけは冴えていて
   私の膝の上で寝てしまった大きな娘の重みを感じながら


   今ここにこうして私がいるのは 全て自分で選んで決断してきた結果・・・

   これから先も 
   やらなきゃよかったと悔やむことより
   やっときゃ良かった っていう後悔だけはしたくないな・・・と思いました。


























   

   
[PR]

by acute-97 | 2014-04-16 00:05 | お出かけ