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春の遠足

    今年も王子動物園へ 春の写生遠足に行ってきました。
  この時期の王子動物園は桜が見事に満開でより楽しい気分を盛り上げてくれます。
  雨が降らないか心配でしたが何とか写生が終わるまで待ってくれました。
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  最近小学校では 写生をしなくなりました。
  物を見て描くというのは絵画の基本中の基本です
いつも子供たちにみたままを描きましょうと伝えてる私ですが
  ゾウってどう描くの?
  ゾウってどんなん?
  子供の???は学ぶ為の絶好のチャンスです。
  実際に家でゾウを飼ってるおうちでもない限り (タイかインドかぁ?)
  見えたまま描きなさいとはいえません。
  みたままといわれても・・・と思いますよね
  ゾウの鼻って長いよね~
  どれくらい?
  体の長さと比べたら鼻は身体のどこまでくる?と比較対象してみると
  「ああこれくらい!」と子供たちはわかるようです。
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  ゾウはこう描くのよとマンガチックに描いて見せてしまうと
  こどもの中でのゾウはママが描いた
  薬局の前に立っている 頭でっかちなかわいいゾウさんがインプットされてしまい 
  ???が無くなってしまった子供は もう自らゾウを見ることをしなくなってしまうのです。
  観察する機会を失ってしまうと
  瞬く間に興味が失せてしまうのです。

  だからぜひ 本物を見せてあげてください
  お庭のゾウか ゾウを飼っていないお宅は動物園のゾウを
  もしくは 図鑑を常に手の届くところへ常備してあげてくださいね。

  今回も上の娘ベロ(なぜか我が家ではそう呼ぶ)を引率として連れて行きました。
  やはり小さな子供たちは若いお姉さんに興味深々(ちょっと悔しい!)
  特に高学年の女の子たちは すっかり仲良くなり 娘と楽しそうにしていました。

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  子供たちと無事に解散して娘が「あの子らホンマすごいな」と一言。
  王子動物園は遊園地もあるのですが
  誰一人乗り物に乗りた~い!とダダをこねる子もいなければ
  (実は観覧車が大好きな私はいつも乗りたくてたまらないのです)
 お友達がおかたづけで時間がかかっても 誰一人文句を言う子もいなく
  大丈夫?と声をかけ手伝ってあげるやさしさ。
  みんな黙々と動物たちを観察し ワイワイ動物たちの動き一つ一つ楽しみ
  もっと!もっと!描きたい!次は?次は?何描くの?先生!
  わたしもつい子供たちのテンションに乗せられ
  ゾウのいきなりの大きなウンチに大騒ぎ!
[ぎゃ~~みてみて!めっちゃでっかいやん!」
  ママがいちばん騒いでたやん!

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  あまりにもピュアで 心地の良い子供たちの波動を 彼女も感じたようで
  ママって幸せよな
  教室が癒されるのわかるわ!
  そら家に帰りたくなくなるやろ!
  帰ったら私らやもんなぁ・・・

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  そうなんです。
  素敵な子ばっかり集まるんです。 
  絵を描く子に困った子はいないんです。
  ちゃんと情緒が育ってるんです。
  感じることが豊かな子は心が優しんンです。
  いろんな方向から人の心が読める子たちなんです。
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  いつもは私だけの世界に 部外者の娘の目を通してみて
  これで間違ってなかったんだな という思いと
  生徒たちの感じる心が 認められた気持ちでとてもうれしくなりました。
  こんな楽しくて心地の良いことを 仕事にさせてもらってる私はホンマ幸せもんです。

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  今の時代なんでも順番を付けられてしまう世の中
  誰かと比べて上か下かではなく
  自分が自分らしくいれること
  それを表現できること
  大好きなことが得意になって
  そして一つの自信につながり
  自信を持つことで 
  自分を大好きになって 
  自分を大好きになれば
  自分以外の人を幸せにできる

  みんながそれぞれに
  そんな世の中になっていけばいいなぁと思うのでした。
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  夏はプールで色水遊びの計画中!
おもいっきり はっちゃけて夏を楽しみます!
  楽しみにしていてくださいね!












  

  
  

  
  
   

# by acute-97 | 2015-04-30 22:45 | アトリエアキュート

アトリエアキュート児童絵画教室新規生徒募集のお知らせ

  
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  早いものでもう3月が終わりますね。
  春は出会いと別れの季節ですね。

  アトリエアキュートでは今年も二名の卒業生が巣立って行きました。
  お一人は幼稚園からも含め8年間通ってくださいました。
  もうお一人は体験してから一年後にやはり通いたいですと言ってくださり
  5年間通ってくださいました。
  お二人ともとても素晴らしく成長され これからが楽しみです。

  これから先の長い人生に比べれば たった数年間でしたがご縁を頂き 
 彼らと共に過ごすことができとても幸せに思います。
 ここで過ごした事がこれからの人生で何か一つでも心の励みとして覚えてくれてれば嬉しいです。 
 中学になっても描くこと 創る事を続けてほしいと思います。
  
  
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  この春 新規に生徒募集を行います。
  長い間 満席でお断りしていて申し訳ありませんでした。

  苦楽園教室  2名
  毎週水曜日 15:30~17:30
  西宮市南越木岩町7-17

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  伊丹教室も若干名募集しております。

  伊丹教室
  月3回火曜日クラス 2名
  月1回土曜日クラス 1名 (4月の体験レッスンは 11日と25日のみです)

  ご興味のある方はお電話かメールの上 体験レッスンをお申し込みください。
  先着順とさせていただき 定員になり次第締め切らせていただきます。
  
  090-5095-2577
  irey.hitomi@docomo.ne.jp
高橋まで
  詳しくはホームページアトリエアキュートをご覧ください。


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  只今 池田泉州銀行苦楽園支店さんのロビーをお借りして
  12回目の展覧会を4月8日まで開催しております。

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  みんなの力作が展示されております。
  夙川公園の桜の綺麗な季節です。
  お近くにお越しの際はぜひのぞいてみてくださいね。
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# by acute-97 | 2015-03-31 23:47 | アキュートからのお知らせ

母 おさるになる

 
   先日 実家に帰った時に父の書庫から 昔の私の絵本を見つけました。
   「ひとまねこざる」
   今はおさるのジョージとして 
   キャラクターグッズも出ているぐらい有名な絵本になりましたが
   その頃外国のお話の絵本は 日本の絵本と違って絵や色がとてもかわいく
   とてもワクワクしたものです。
   とくにH・レイさんの挿絵は大好きでした。
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   おさるのジョージが いたずらで部屋中にジャングルの落書きしてしまうところや
   実験でロケットに乗っていくところなどハラハラで
   この絵本が大好きで何度も何度も 母にせがんで読んでもらったものです。 
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   久しぶりにゆったりとした休日の昼下がりのこと
   ベットルームでぐうたら親子がゴロゴロまったり
   テレビには吉本新喜劇が流れ
   わかっているのに いつものオチに高笑いする幸せなひと時・・・

   下の娘ケメが(なぜか下の娘のあだ名はいつの日からかケメ子 通称ケメ)
   「ね~ね~おかあさん(なぜか芝居がかっている時はママではなくお母さん
    しかもイントネーションは標準語になる)
    私、おさるが飼いたい」と言い出しました。
   (いっときますが ケメは中学1年生です)
  
   「はぁ~~???さぁるぅ~~???なんで?」
   「かわいいやん!手つないで仲良くお散歩したい」
   「は~~~ぁ~~???
     あんたアホちゃうか?!猿ってどんだけ凶暴で怖いか?
     あんた知らんやろ?!かわいいのは絵本の中だけやで」

   私は以前に 海岸にいた野生の猿に 追い掛けられたことがあるのです。
   「わ~~こんな所にお猿がいる~~」と騒いでいると
   最初 遠巻きに威嚇していた猿でしたが 私が何食わぬ顔をして 
   チラッと目を合わしたのが気に入らなかったのか
   突如として真っ赤な顔をして牙をむき出して 海岸を猛ダッシュで追いかけてきたのです。
   私はこのままだと 飛びつかれて噛みつかれると思い 
   ギャ~~と叫びまくりひたすら海岸を走り続けました。
   すぐにあきらめるだろうと思っていた猿は かなりしつこく長い距離を追いかけてきました。
   たかが猿と馬鹿にしていた私には 多分今まで生きていて
   こんなに恐怖を感じたことがないくらい 恐ろしくてこれぞ死ぬ思いの体験でした。
   よく映画でみる恐怖映画の鮫に追いかけられる主人公の気持ちが
   少しわかるような気がしました。

   「あかん!猿は絶対あかん!まだゾンビのほうがええ!」

   「え~~いやや!いやや!おさる 飼いたい!飼いたい!」

  わかった!あんたがそんなに言うならほんまに飼えるかどうか試してみよう! と
   私はすぐさま「ウッキ~~!!!」と飛び跳ねケメに飛びつき引っ掻き回しました。
   「なに~?ママやめて~~~!」
   「ウッキ~~!」おさるはそんなん言われてもわからへんで~と解説を入れながら
   私が猿になりきりました。
   間寛平ちゃんにも負けない勢いです。
   家中を猿の物真似をしながら飛び回り バナナにかぶりつき
   べとべとの手で ケメに抱き付き 毛づくろいをしてあげました。
  「ぎゃ~~!汚い!やめて!」
   だっておさるやから手なんて洗わへんで
  「髪の毛ぐちゃぐちゃなる!!」
   え~~!?だっておさるは仲良しの印として毛づくろいすんねんで
   嫌がる娘を押し倒してひたすら毛づくろい
   仲良し~!仲良し~!ウッキ~~!

   顔にかぶりつき頭をかきむしり・・・

  「もうわかった!わかった~~!おさるなんていらん!いらん!いらんからやめて!」

   よっし!

   なんでも体験せなわからんやろ ウッキィ~~!!!
 
 
   でもずーっとぷりぷりしていたケメがなんか落ち着いてる

   実は中学生になったケメ子は 只今反抗期真っ盛り
   何を言っても「うるさい!わかってる!あ~~うっざっ!」ととんでもない態度・・・
   今は何をいってもあかんやろと私もほっていたのです。
   知らん顔されれば ちょっと寂しいらしく甘えたくなってくる 微妙なお年頃です。

   毎朝のハグも最近「もう!いいってば!」と振り払うようにして出て行きます。
   少し寂しいなと思いながらも こうやって少しずつ親離れしていくんだなと
   思っていた矢先のおさるごっこ。
   

   私の母は 愛情表現の下手な人で 私は母に抱きしめられた記憶がありません。
 大好きだと 大切だと 言われた記憶もありません。
   一人娘の私は甘やかしてはいけない これからの時代は女性でも自立して
   一人で生きていけるようにと 小さいころから 自分の責任において
   自分のことは自分でするようにと かなり厳しく育てられ 
   いつしか母に何かをして欲しいと 頼むことが出来なくなり
   何事も相談することなく 一人で判断する癖がついてしまいました。
   私の為を思い躾けたのだったのでしょうが
   世間に出た時に あまりにも親切な人やとても心配してくれる他人に出会い
   この人は私のことをあまり好きではないのだろうなと感じてしまっていたのです。

   そんな母に育てられた私は 人に大好きとか 愛してるとかを言えない大人に
なってしまいました。
   言われたことがないので どんなタイミングで言っていいのかが わからないのです。

   そしてある時 些細な喧嘩から母にブチ切れ
「私は一度も愛されてると思ったことがない 
   いつも冷たくされてどんな時も弱音をきいてくれず 
   私を抱きしめてくれたこともないくせに!」と叫んでしまいました。
   母は何も言いませんでした。
   怒りも泣きもしませんでした。
   次の朝起きると いつものように普通に朝食を作ってくれてました。
   私は毎朝 母が作ってくれる朝食を
   「私は朝は食べないの知ってるやろ なんでつくるん?」と毎朝 食べてませんでした。
   せっかく作ってくれるのに悪いなと少し思いながらも
   ホンマ 私のことわかってないと 半ば意地になって食べませんでした。
   それでも「朝ごはん食べないと身体に悪いわぁ」と繰り返される毎日でした
 
   私あほやなぁ・・・なんでこんな事気づかれへんかってんやろ・・・
   でも私は 謝ることもありがとうも言えませんでした。
   私は黙って朝ごはんを食べました。 
   そういう伝え方しかできない母娘でした。
   
   
   まだ娘が小さい頃 娘のことをきつく叱った時に 娘にママは私のことが嫌いなんや 
   ママは私の気持ちなんて全然わかってないと 泣かれたことがあります。
   私、結局 母と同じことしてしまってるやん・・・
   

   私が大学生の頃に 下宿先に来た親友のお母さんは 
   娘のことを惜しげもなく かわいいなぁ かわいいなぁと口に出し
   この子優しいええ子でしょと私に話したそのお母さんを見て
   親友をとても羨ましく思ったのを覚えています。
   そんな彼女はいつも自信に満ち溢れて 明るくとても前向きな女性です。
   その彼女にも娘が出来て同じように この子は本当に素晴らしい!
   かわいくてたまらない 愛してる愛してると娘に言って育てて
   まさに親友の娘はしっかりとして 色んな意味で能力の高い子に育っています。
   自分が愛されてるという実感は 自分の存在価値をわかり
   自分への自信につながり 自分の事を信じる事が出来て
   私ならきっと出来るという凄い力の原動力になるものなんでしょうね。

   自分の子供がかわいくない親なんているわけがない
   自分が親になればわかること
   でも本気でそれがわからなかった私

   口が上手な人がその人の前ではすごく褒めて
   陰ではぼろくそ言ってる なんてこと世の中にはしょっちゅうで
   人が言うことなんて 嘘ばっかりやん!
   人の言うことなんて 信用できひん!

   でも せめて自分は大切な人には 伝えるべきことは伝えて行こうって思うのです。
   こんなに思ってるのだから 言わなくてもわかってるでしょ とか 
   ちゃんとこっちの思いくみとってよ っていうのは自分勝手な言い分
   自分の思いをちゃんと口に出して 目を見て伝えないと
   
   否定的な言葉や 自分の要求だけを伝えるんじゃなく
   言って欲しかった言葉を 
   大切な人に伝えていきたい 
   

   大事だよ 
   大切だよ 
   
   信じてるよって 
   嬉しいよ
   大好きだよ

   ありがとうって

  
   娘たちにはキモイ!っていわれながらもずーっと伝え続けます。
  
   そして
   母にも 近いうちに ちゃんと伝えないといけないな って思ってます。


   あれから当分続いてるおさるごっこ
   ケメは たまにスキンシップを欲する様で
   だいぶ 私の猿まねもいたについてきました。
   

   この春 中2になる娘とええ歳したおかん
   ちょっと怖いもんがあります

   たいがいにしとかなあかんで~~~

   








  

# by acute-97 | 2015-02-22 22:15 | 読み物

意識するということ

 
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あけましておめでとうございます

  今年のお正月は雪が降りとても寒いお正月でしたが
  皆さんはどんなお正月を過ごされましたでしょうか?  

  うちのお正月は 前にもこのブログでご紹介した通り 
  なかなかめんどくさい行事なのですが
  今年は娘たちがよく手伝ってくれて ホント助かりました。
  昔、娘二人で息子が欲しいと 占いでぼやいた時 
  あなたの代わりに家のことをやってくれる人が必要だから あなたは娘しか産まないのよ
  といわれ  ホンマかいな?!と思いましたが 本当に娘で良かったと思えたお正月でした。
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  私は一年のうちに一度だけ 初詣でおみくじをひきますが今年は「末吉」でした。
  一昨年は大吉で大喜びしたのですがこれといって特別にいいこともなく終わった年なので
  あまり当てにはしていませんが
  「運気は上昇する」とあり、いいことを言われるとすぐ信じてしまう! 
  とても楽しみな年の始まりとなりまし
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  そして毎年 年の初めに何かしら目標設定を立てます。
  昨年末にふとその年の目標設定を見直すと 
  「月例に出る!」とゴルフのクラブコンペに参加することが設定してあるのにもかかわらず
  達成できていないことに気づき
  これはいかん!と慌ててゴルフ場に電話して年の最後の12月の月例に参加したのでした。
  そしてチェック項目にチェックをいれ 
  どや!これで達成やん!と満足するのでした。

  まあそれくらいの、いい加減な目標設定なのですが
  私のようなぐうたら人間は自分の中で何か必ず制御するものがないと
どこまでも怠慢になってしまうので形だけでも立てておきます。

  昨年は何より 娘の受験が終わり 掲げた目標が
  「パリへ行く!」でしたがそれだけはご存知の通り 色んな方々のおかげで
達成することが出来ました。
  結局一人で行く羽目になりましたがそれはとても貴重な体験となりました。
  普段見えないものが見え 自分を見つめなおすいい時間でした。
  本当にありがとうございました。

  昨年の初めに引いたおみくじに
  「旅行 一人でよし」 とあったのを後で気づき驚きました。

  そして昨年一番嬉しかった事は 素晴らしい沢山の出会いと 再会があったことです。
  一昨年から不思議なぐらい 
  そりが合わないけど色んな利害関係で仕方なく付き合ってきた 
  いわゆる我慢しても付き合わなければならない人たちと なぜか自然と縁が切れて行き
  
  一緒にいて楽しい 気持ちいい 心地の良い新しい人たちに巡り合い 刺激を頂き
  またここ何年か疎遠になっていた方達とも 
  また再会することができ 本当に私はいつも人に恵まれているなと感謝 感謝です。
  しかも ずーっと会いたくて会えなかった友人にも再会できました。
  ひとりずっとわだかまっていた想いが 35年ぶりに解け少し心が軽くなれました。
  それは 嬉しくも寂しくもあるものでしたが。

  やっぱり私の周りにいる人たちは かなりエネルギー値が高い人ばかりです。
  同じ波長で引き寄せ合うといううか 一緒にいるとよりパワーアップする様です。
  
  まさしく 出会う人とは出会うべき時期に必ず出会うというう感じです。

  

  毎年する事柄の目標は立てるのですが
  今年はプラスして意識の改革を2つしようと思います。
  

  私は小さいころから空想癖があって(妄想癖ともいうかも)
  常に心ここにあらずでした。
  母親にガミガミ怒鳴られると 恐怖心いっぱいで
私はお姫様で 今怖い怪獣に襲われてる そのうち誰かが私を救いに来てくれると
  頭の中でイメージし 母を怪獣に見立てて逃避していました。
  
  さすがに作り話を考えることはなくなりましたが
  今でも
  興味のない事や 習慣的に行うことなどの
  日常生活の中では 常に頭の中で別の何かをイメージしてしまい
  目の前のことを見ず 先先に突き進んでいってしまうのです。
  最近特にそれがひどくなり 別意識のまま何かをしてるということが多く
  自分でも凄く損をしてるような気持ちに なってしまうのです

  わかりやすい話としては たとえばショッピングモールの駐車場に車を止めて買い物しました
  買い物が終わり戻ってきても さて・・・何階やったかな?
  あれ?駐車券どこやったかな?
  忘れてしまったのではないのです。 
  ようは最初から覚えていないのです。
  意識してないから 車を停めた時点で心は どの店からいこう?何食べよう?と
  心は常に先に進んでいるのです。

  若い頃はあわてんぼうさん で済むけれど え?痴呆始まってます?みたいな・・・
  歳とともに物忘れがひどくなっていくってのは 本当だとは思います。
  でも大半は注意力と集中力のなさ そしてせっかち特有の心ここにあらず病。


  だから私 今年は意識します。
  今 目の前で行ってることに意識します。
  そう決めてやっている事と考えている事を一致させて生きようと思ったら 
毎日が充実して大切に生きれるような気がするのです。
  普通の人が普通にしていることだから私にできないはずがない。

  実際にパリでは常に緊張し注意し意識して行動したので
  すべてのことが鮮明に頭に残っています。
  普段は 日々の出来事の記憶が無くなっていく私。
  済んでしまったことは 興味がない さぁ次へ!と
  「過去は生ゴミ!」と豪語していた私・・・
  でも最近「過去は肥し!」と思える方が幸せだろうと思うようになってきました。
  前へ前へ進むことも大事だけど
  この目の前の時間をしあわせ~~しあわせ~~とかみしめて生きていく方が得かも?!
  半世紀生きて初めて思うこと
  毎日を大切に生きていきたい・・・ 
  「覚えておきたい」と思えるような毎日を過ごしたい。
  その為にも 意識して生きる!

  今はスマホなどですぐに写真が撮れて記録として残せるけど
  その時の感動は後で写真を見ると写真の記憶にすり替わってしまうものです。
  
  写真が撮れないとき 
  忘れない この気持ちよさ・・・
  この心の響きを覚えておこうと心に写し込める。
  そんな景色こそ 目をつぶれば鮮明に見えてくる。
  その時の風景だけでなく その時の音や 香りや 暖かさや 息遣いまで・・・
  そして その時どう心が震えたかをも覚えてる。
  何度も思い出しては反芻して また心が感じれる喜び・・・

  意識して生きるって頃は 当たり前のことを当たり前と思わず
  幸せでありがたい~~~って
  感謝するってことなのかもしれないな・・・と今更ながら思うのでした。

  
  そんなメンタル部分にも目標を立ててちょっと大人になった気分の私は
  (この年で大人の気分って・・・どないよっ!)
  先日コーヒー豆が切れたのでコストコに買いに行くことにしました。
  スターバックスの豆が大量で安いので コーヒー飲みの私にはなくてはならないのです。

  コストコはみなさんもご存じのとおり大きなカートでいくらでも商品を入れることができます。
  いつも結局、どうしてもいるものではないのに ついつい余計なものを買ってしまうので
  ホント意識して選ばないと え?というくらい金額が張ってしまいます。

  駐車場で止めた車の位置を確認し!いざ!
 
  そうそう前に来た時にラムチョップが在庫切れだったの入ってるかな?
  あった!これおいしいねん!
  それにあう美味しい赤ワインを・・・
  (ワイン売り場にいる 絶対彼氏は外人やろっていうお化粧のお姉さんに
    お勧めのワインを聞くと ソムリエなみに詳しくて安くていいワインを勧めてくれる)
  わ~~暖かそうなムートンのラグ!グレーの色がおしゃれ!
  (バブル時代はみんな車に敷いてた) 
  そうそう 洋書のコーナー覘こう
  (子供の本に混じって時たまおしゃれなインテリアの写真集なんかがあって狙い目)

  きゃ~~~~~!!!!
  ブラボ~~~~!!!!
スヌーピーのコミックがまとめて一冊になった大きな本があった~~!
  しかも 1970年代と1980年代と二冊も!
  こんなの日本にない!!!
  ラッキーよね!
  スヌーピー三昧!
  これは必要!I NEED!!!!!!
  これは買わなければならない!I MUST!!!!!  

駐車場で颯爽とカートを押す私は
  家族が寝静まった後 リビングで暖かいグレーのムートンの上に居座り
  香ばしく焼いたラムチョップをつまみながら
  赤ワインを嗜み
  そして スヌーピーの特別収録バージョンの本を見る(英語なので読めないので見る)
  そんな姿がイメージできました。
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  ああああああ~~~なんて素敵な至福の時かしらん!!!
  今日は はよお風呂に入ろ~~~!
  もう ウキウキ気分で駐車場を後にした私!


  あ‘‘~~ん????
  まてよ・・・・
  なんか・・・・
  ちゃう????

  私がコストコに行ったのはなんででしたっけ?

  「意識すること」
  大切ですね

  いつもなら家に着いてから家族に指摘されて気づく私
  意識することで
  着くまでに思い出して引き返しましたよ

  これを進歩と言わいでか???
  目標達成!

  
  長々と読んで頂きありがとうございます。
  こんな私ですが 今年もよろしくお願いします。
















  
   

    


  
 
















  
   

  

# by acute-97 | 2015-01-14 01:42 | スヌーピー

出逢うべき人

  

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  ある水曜日 苦楽園でのクラスのレッスンが終わり
  もう暗くなった夜道にふと視線を感じ 東の空を見上げると
  温泉卵の様なオレンジ色の大きな満月が ゆっくりと登ってきたところでした。

  私はなぜか昔から月を見るのが大好き。 
  毎日変化していく様はいつも色んな感動を与えてくれるから
  一点の曇りのない空に上りかけの大きな月は 特にとても特別なものを見つけた気がして
  とっても幸せな気持ちになってしまうのです。
  スーパーの駐車場なんかで 一人突然大きく現れた月に感動して
  全く知らないおばちゃんに観て観て!きれいですね~~と
  幸せを分かち合いたくなってしまいます。

  そういえば今日は皆既月食だと 朝から何度も車のFMラジオが言ってました。
  この神秘的な夜を一人で月を眺めて過ごすのはちょっとさびしいなと思っていたのです。

  そうだ!あの人と一緒に観れるように急ごう!
  と私は白いバラの花束を抱え車を飛ばしました。

  私の恩師の命日が近く 今日は先生のお宅にお参りに行くつもりにしていました。

  大きな池のほとりにある先生のご自宅には
  奥様のふみ子さんが一人で住んでおられ一年ぶりの再会でした

  二年前のブログ「伝えたかったこと」でも書きましたが
  中学生の時からお世話になり 今の絵画教室の講師を勧めてくださった
  恩師の杉浦祐二先生は私にとってかけがえのない先生でした。
  多感な思春期 大人という大人にかみつくように不満だらけでとがっていた私に
  まともに話が出来たのは杉浦先生だけでした。

  
  ふみ子さ~ん 今日は皆既月食ですって~~!
  二人でお庭に出て 池の向こう側に少しずつ欠けていく月をジッと眺めました。
  不思議と今日この日に ふみ子さんと月を見上げてるのがとても自然な様に思えました。

  先生が亡くなってから一年間は どう毎日を過ごしたのか覚えてないと
  昨年は おっしゃってたふみ子さんが
  今年は「祐二さんの遺作展をするのよ」と凛としたまなざしで 微笑まれました。
  私は必ず行きますと見えなくなった月を後にしました。

  それから 三週間ほどたって 杉浦祐二遺作展が 神戸のアートギャラリーで行われました。
  先生の作品はどれも暖かくそしてロマンティックです。


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  今回は天使をテーマに出展されていてかなり沢山の作品が出ていました。
  ヨーロピアンなクラッシックな中にもちょっとエロティックでコケティッシュな
  テイストが含まれていて なぜか表情がふみ子さんに似ています。
  いつもアトリエでキャンパスに向かう先生の姿が目に浮かび胸が熱くなりました。
  


  10年間、毎週水曜日 私の児童教室の時間が終わる頃に交代で来られる先生
  ほんの少しですがたわいもないおしゃべりをし 一日を終えるのが私の癒しでもありました。
  何かを相談すると 
  いつも「そんなんまともすぎるわ~~ 君らしくない!
  もっとハチャメチャやった方がいいわ~~」と言われてました。
  周りからいつも もっとまともに!普通に!当たり前に!なぜ人と同じようにできないの?!
  と咎められていた私は いつも先生に勇気をもらってました。
  私自身を絶対否定することをせず 君なら大丈夫やん!と
  信用し大きな器で包んでくださって 世間の呪縛から解いてもらえてました。
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  自分を見失わず 自分が楽であるように考える事
  自分のことが好きである事 
  自由で生きる事 その為の責任がある事

  いつも自信のない私に「がんばりすぎちゃうか~?遊ばな!もっと気楽にいかな!」と
  全く違う視点を教えていただきました。
  
  
  
  
  
  そう思えば私はいつも出会う人にとても恵まれてました。
  父をはじめ人生の節目となる時々で出会った人たちは 今でもかけがえのない人達です。
  嫌なものはイヤ!嫌いな人はキライ!という性格は多くの敵も作ってきました。
  でもそんなイヤな人に出会っても その人がきっかけでその先に素晴らし出会いがあったり
  人生ががらりと変わるきっかけになったりと 
  イヤな人と出会っても必ず意味があるのだなぁと
  半世紀近く生きてやっと イヤな事にも感謝の気持ちが持てるようになってきました。
 
  

  

  大切な人に教えてもらった格言で
   「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
     しかも一瞬早すぎず 一瞬遅すぎない時に。」というのがあるけれど
  世の中72億の人々がいる中で 一生のうち出逢う人はホントにわずか
  そんなほんの一握りの人の中で愛せる人なんて 本当に奇跡の出逢い。
  
  

  沢山の人に出逢わなくても 大切な人と出逢いたい。
  
  
  

  そして あの人がいたから今の自分が居ると思えたように
  いつか私も 誰かの心の中に残る存在であれるような人になれたらなぁ と思うのでした。

  

    


  





















  

# by acute-97 | 2014-11-29 21:47 | お出かけ