出逢うべき人

  

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  ある水曜日 苦楽園でのクラスのレッスンが終わり
  もう暗くなった夜道にふと視線を感じ 東の空を見上げると
  温泉卵の様なオレンジ色の大きな満月が ゆっくりと登ってきたところでした。

  私はなぜか昔から月を見るのが大好き。 
  毎日変化していく様はいつも色んな感動を与えてくれるから
  一点の曇りのない空に上りかけの大きな月は 特にとても特別なものを見つけた気がして
  とっても幸せな気持ちになってしまうのです。
  スーパーの駐車場なんかで 一人突然大きく現れた月に感動して
  全く知らないおばちゃんに観て観て!きれいですね~~と
  幸せを分かち合いたくなってしまいます。

  そういえば今日は皆既月食だと 朝から何度も車のFMラジオが言ってました。
  この神秘的な夜を一人で月を眺めて過ごすのはちょっとさびしいなと思っていたのです。

  そうだ!あの人と一緒に観れるように急ごう!
  と私は白いバラの花束を抱え車を飛ばしました。

  私の恩師の命日が近く 今日は先生のお宅にお参りに行くつもりにしていました。

  大きな池のほとりにある先生のご自宅には
  奥様のふみ子さんが一人で住んでおられ一年ぶりの再会でした

  二年前のブログ「伝えたかったこと」でも書きましたが
  中学生の時からお世話になり 今の絵画教室の講師を勧めてくださった
  恩師の杉浦祐二先生は私にとってかけがえのない先生でした。
  多感な思春期 大人という大人にかみつくように不満だらけでとがっていた私に
  まともに話が出来たのは杉浦先生だけでした。

  
  ふみ子さ~ん 今日は皆既月食ですって~~!
  二人でお庭に出て 池の向こう側に少しずつ欠けていく月をジッと眺めました。
  不思議と今日この日に ふみ子さんと月を見上げてるのがとても自然な様に思えました。

  先生が亡くなってから一年間は どう毎日を過ごしたのか覚えてないと
  昨年は おっしゃってたふみ子さんが
  今年は「祐二さんの遺作展をするのよ」と凛としたまなざしで 微笑まれました。
  私は必ず行きますと見えなくなった月を後にしました。

  それから 三週間ほどたって 杉浦祐二遺作展が 神戸のアートギャラリーで行われました。
  先生の作品はどれも暖かくそしてロマンティックです。


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  今回は天使をテーマに出展されていてかなり沢山の作品が出ていました。
  ヨーロピアンなクラッシックな中にもちょっとエロティックでコケティッシュな
  テイストが含まれていて なぜか表情がふみ子さんに似ています。
  いつもアトリエでキャンパスに向かう先生の姿が目に浮かび胸が熱くなりました。
  


  10年間、毎週水曜日 私の児童教室の時間が終わる頃に交代で来られる先生
  ほんの少しですがたわいもないおしゃべりをし 一日を終えるのが私の癒しでもありました。
  何かを相談すると 
  いつも「そんなんまともすぎるわ~~ 君らしくない!
  もっとハチャメチャやった方がいいわ~~」と言われてました。
  周りからいつも もっとまともに!普通に!当たり前に!なぜ人と同じようにできないの?!
  と咎められていた私は いつも先生に勇気をもらってました。
  私自身を絶対否定することをせず 君なら大丈夫やん!と
  信用し大きな器で包んでくださって 世間の呪縛から解いてもらえてました。
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  自分を見失わず 自分が楽であるように考える事
  自分のことが好きである事 
  自由で生きる事 その為の責任がある事

  いつも自信のない私に「がんばりすぎちゃうか~?遊ばな!もっと気楽にいかな!」と
  全く違う視点を教えていただきました。
  
  
  
  
  
  そう思えば私はいつも出会う人にとても恵まれてました。
  父をはじめ人生の節目となる時々で出会った人たちは 今でもかけがえのない人達です。
  嫌なものはイヤ!嫌いな人はキライ!という性格は多くの敵も作ってきました。
  でもそんなイヤな人に出会っても その人がきっかけでその先に素晴らし出会いがあったり
  人生ががらりと変わるきっかけになったりと 
  イヤな人と出会っても必ず意味があるのだなぁと
  半世紀近く生きてやっと イヤな事にも感謝の気持ちが持てるようになってきました。
 
  

  

  大切な人に教えてもらった格言で
   「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
     しかも一瞬早すぎず 一瞬遅すぎない時に。」というのがあるけれど
  世の中72億の人々がいる中で 一生のうち出逢う人はホントにわずか
  そんなほんの一握りの人の中で愛せる人なんて 本当に奇跡の出逢い。
  
  

  沢山の人に出逢わなくても 大切な人と出逢いたい。
  
  
  

  そして あの人がいたから今の自分が居ると思えたように
  いつか私も 誰かの心の中に残る存在であれるような人になれたらなぁ と思うのでした。

  

    


  





















  
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# by acute-97 | 2014-11-29 21:47 | お出かけ

アトリエ アキュート 子供絵画教室 月1回コース2014後期コース生徒募集のお知らせ

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  早いもので新学期始まって半年が過ぎました。
  伊丹教室の月一回のレッスンコースでは
  10月から3月までの 後期ワンクールが始まります。
  月一回のレッスンは 
  その季節に合わせた絵画や工作などを 1レッスン2時間で作品を仕上げる形になっています。
  毎週は他のおけいこ事などで無理だけど 
  月一回だけ 色んなものを作ってみたいというお子さんにぴったりな
  イベント的な楽しい企画になっています。

  

  伊丹教室のみ開催
  毎月 第3or第4土曜日 am10:00~12:00

詳しくはアトリエアキュートのホームページをご覧ください

  

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  前にもお話ししましたが 今のお子さんはとても忙しい生活をされてます。
  うちに来られる生徒さんも塾にピアノにそろばんにと沢山のおけいこ事を掛け持ちされてます。

  

  そういう私も幼いころはピアノにバレエに英会話にお絵かきそろばん等々
  沢山のお稽古をしていました。
  そんな中で残ったのがお絵かきでした。
  
  

  幼いころ いつもみんなと一緒であること 
  人と違ったことをしてはいけない普通の生活が
  どこにいても 誰といても心の奥底がなじめない私は
  絵画教室に行っている時だけが 心落ち着く時でした。
  初めて自分自身を受け止め認めてもらえたような心地よさがありました。
  

  その後 芸大に進んで かけがいのない友人たちと出会い
  デザイナーとしてお勤めもしましたが 素晴らしいクリエイターたちに刺激させられ
  いつも自分自身が生かせる環境でした。

  

  それはひとえにうちの母がこの子にとって何が一番良いことか?と
  環境を作ってくれたことだと思います。
  たくさんの選択肢をそろえ 望むことすべてに挑戦させてくれ
  その中から自分自身で決めてチョイスさせるということをさせてくれて 
  自分で決めたことだから最後まで自分で責任を取りなさいというやり方でした。

  
  結果 今の私を見て母はどのように思っているかはわかりませんが
  今でもアートに携わる生活が出来ていることは 幸せに思います。

  
  結局 子供でも大人でもお年寄りでも 自分を認めてほしいのです
  必要とされたいのです。

  
  苦手なものを克服する力も大切です。
  でも得意なものを見つけて力をつけることはその子にとって何倍もの力を発揮するものです。
  
  

  得意なことができると 自分を認めてもらえてる!と子供は自信がつきます。
  自分に自信ができると 心が大きくなります。
  心が大きくなると 人に優しくなれます。
  人に優しくできると 世界が平和になります。
  大げさな様ですが 平和は一人ひとりが作るものです。
  
  
  
  
  どうかお子さんの小さな「大好き」を見逃さないで伸ばしてあげてください。
  そして 先回りせず お子さんを信じて見守ってあげてください。
  いつかは一人で歩いていくために ジッと待つことも愛情です。


  
  そんなことを言いながら我が娘たちはどないやねん!って感じですが
  反面教師というイチかバチかの裏ワザもありかもです!















  
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# by acute-97 | 2014-10-13 15:08 | アキュートからのお知らせ

「いのちの歌」





  
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  生きていくことの意味
  
  問いかけるそのたびに
  
  胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
  
  この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
  
  どんな宝石よりも 大切な宝物
  
  泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
  
  そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
  
  二人で歌えば 懐かしくよみがえる
  
  ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり

    
    本当にだいじなものは 隠れて見えない
    
    ささやかすぎる日々の中に かけがえのない喜びがある

  
  いつかは誰でも 
  
  この星にさよならを
  
  する時が来るけれど 
  
  命は継がれてゆく
  
  生まれてきたこと 
  
  育ててもらえたこと
  
  出会ったこと
  
  笑ったこと
  
  そのすべてにありがとう
    
    この命にありがとう

               



                       
                      by 竹内まりや
             



 
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  大切な人を失った悲しみは いつまでも癒えるものではないけれど
  残された者は 生きていかなければなりません。
  
  
  世の中の起こること全てに 意味があるとしたなら
  大切な人がいなくなったことも 意味のあることにしなくてはいけません。
  そんな残酷な意味がある事を ずっと受け入れることができなかった私。
  
  
  彼女が逝ってから 12回目の秋
  ようやく その意味を受け入れる心の扉が開きかけたような気がします。

  
  いつも自由奔放に 華やかに天真爛漫に
  そしてちょっぴり臆病で 寂しがり屋で・・・
  愛しい女性でした

  出会えてよかった
  
  ありがとう

  いつまでもおぼえているから・・・・



















  
  
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# by acute-97 | 2014-09-30 21:56 | 聞く物

恋におちて・・・最終章

  
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  私は恋をすると 見事なくらい周りが全く見えなくなって
  全て心がそっちを向いてまっしぐら~~
  寝ても覚めても 頭から離れず
  いつ起きて いつ寝ているか 何が現実で 何が妄想か わからなくなるほど
  イカれてしまうのです。
  しかも今回は間違いなく片想い・・・
  
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  パリから帰っきて一週間 そんな状態でした
  時差もあったのか 最低限の仕事と家事だけし
  現実逃避をしたい私は
  ひたすら寝続けました。
  寝てる間は 毎日毎日夢の中で パリの路をひたすら歩き
  ふと目が覚めては あ・あ・・・夢だったと落胆し
  それと同時に 我が家であることを確認して安心し
  また パリの街並みを歩くために 夢の世界の扉を開け 夢か現実か妄想か・・・

  写真を見て思い出しては溜息をもらし・・・
  とにかくもうこれ以上寝れない というぐらい 寝ました。

  愛しのピエールのことが 忘れられない訳ではなく
  どうやら 本当にパリに恋したみたいです。
  起きている時でさえ 常に頭の中はパリの風景です

  とにかく現実に戻るのが嫌で引きこもり誰にも会わず
  フランスの古いCDを聞き 新たにパリの本を何冊も取り寄せ 
  むさぼるように読みあさりました
  まるで燃え尽き症候群の様に 心ここにあらず状態・・・

  なのに現実は容赦なく押し寄せてきます
  ゴミ出し当番
  娘の個人懇談
  依頼の仕事の納期確認

  また毎日の忙しさの現実に埋もれて行く私・・・
  
  またいつもの私に戻ってしまう・・・・
  この思いを何とか自分自身の心にとどめておけるようにと 
  ブログに残すことにしました
  でもコンピューターを買い替えたばっかりで 使い方がわからない
  友人に頼んでコンピューターの先生に来てもらい
  写真の取り込みからお願いすることに・・・
 
  でもあふれ出る気持ちと裏腹に 日を追うごとに思い出は色あせていく
  熱しやすく冷めやすい私・・・



 
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  帰国の朝
  パリはバーゲン最初の日曜日で本来ならお休みであるデパートも開いていて 
  街はにぎわってました。

  時間もあるし見たいお洋服もあるのでデパートのギャラリーラファイエットへ出かけました。
  お目当てにしていたブランドも半額バーゲンをしています
  日本でくらべるとかなりリーズナブル
  なのに・・・
  なんにもいらない・・・
  欲しくないのです。
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  もう何も欲しくない
  欲の塊のような私から物欲が消えた・・・
  気づけば朝から何も食べてない
  何も食べたくない
  食欲が消えた・・・
  クリープを入れないコーヒーの様(古っう~~)
  梅干しのない日の丸弁当の様(戦後か!?)
  ミッキーマウスが留守のディズニーランドの様(どないやねん!!)

  根底にあるものが満たされたら 欲しい物がなくなるんですね
  私にはあり得ないと思っていた
  精神が満たされたとき 物欲がなくなるって本当でした
  

  結局空港に早々と着き 
  ラウンジで 最後のシャンパンを・・・
  どうやら お酒はどんな時でも飲みたいらしい・・・
  日本のビールがある!
  あ~~~おいしい!
  急に里心がついた私・・・
  あ~~お好み焼きが食べたい!(食欲あるやん!)
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  実は出発する朝 娘たちからそれぞれ手紙をもらっていたのです。
  でも あかんたれの私は帰るその日まで読むことができず
  封を開けることができなかったのです。
  強がりを言ったものの やはり娘たちを置いていくことに 罪悪感がありました。
  それを出発のときに振り払うために あえて封じ込めてこの6日間を過ごしました。
  でも今の時代とても便利で昔のようにコレクトコールプリーズ!なんて言わなくても
  ライン電話でどこまでだってテレビ電話できちゃいます
  私からは一切連絡をとらず
  上の娘は興味津々でどんなんなん?大丈夫?と連絡はありますが
  下の娘はママの顔見ると泣けてくると言って出てきません
  帰る日になってようやく娘たちの手紙に目を通すことが出来ました。

  手紙には私たちのことは心配せず長年の夢を叶えてください
  気を付けて 飲みすぎないよう 等々・・ママが大好き
  そんな内容でした。
  帰りで号泣したぐらいですから
  やはり 出発の時に読まなくてよかった
  
  もうあと15時間ほどで会えるので大丈夫です。
  全く家庭のことが消えていた私も
  そろそろ着陸準備態勢が整ってきたようです。
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  羽田に着くと伊丹までの乗り換えに数時間ありました
  お好み焼きを食べようとエレベーターを降りたら
  「冷やし中華始めました」の看板
  思わず!すいませ~ん 冷やし中華と生ビール!

  トイレに行こうと荷物を持っていこうとすると
  お客さ~んトランクはここに置いて行かれたら?!
  え~~?大丈夫?盗まれる!
  一瞬考えて ここは日本
  もうオラオラ仮面を脱いでもよさそうです
  トイレの場所も懇切丁寧に教えてくれた上
  席へ戻れば 間髪入れずに入れたての程よい泡の生ビールがテーブルへ・・・・
  トレビア~~~ン!
  ナント!ジャポネの「オ・モ・テ・ナ・シ」(滝川クリステル風に)は
  スバラシイノデショウ!!!
  笑顔で親切にされるって なんて心地よい事なんでしょう!
  やっぱり親切は「ただ」でされるからからありがたいのです。
  相手の気持ちになって行動する
  どうやったら喜んでもらえるか?
  少なくともサービス業たるもの基本でっせ!おフランスのブランドショップの店員さんたち!
  まあ いい部分も好きでない部分も含めてそれが異国というもの

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  今回のこの旅行でパリの素晴らしさだけでなく
  多くのことを学び感じました。
  見も知らない私を快くアテントしてくださったカズコさん
  カズコさんのおかげでこの旅は本当に私にとって忘れられない最高の旅となりました
  そのカズコさんを紹介してくださったゆうこさん
  お洋服のバイヤーをしている彼女はパリに多くの知り合いが居る中で
  私と合いそうな同じぐらいの年齢の アートつながりで一緒に過ごして楽しい人をと
  一生懸命に考えてカズコさんにお願いしてくれました。
  いつも大口たたく強がりの私が実はとても心細い思いをしている想いを組んで
  考えてくれたその彼女の想いが
  本当にうれしかったのです。
  周りからのネガティブなアドバイスにビビってくじけそうになっていても
  「だいじょーぶ!ひとみさんならぜったいだいじょーぶよ!」と
  背中を押してくれたのも ゆうこさんでした。

  そして結婚して21年間 一日たりとも家を空けたことがなかった私を
  しぶしぶでも 送り出してくれた心配性の夫(帰ったら3キロ痩せてました)
  留守中一生懸命 気を張って心配し 娘たちの洗濯物をしてくれた義母
  (使命感に燃え一番元気でしたが 限界の様でした)
  いつもわがまま炸裂の長女は 一度も家族とけんかすることなく穏やかに過ごし
  (ただし毎日のお昼のお弁当がパン食で顔に吹き出物をいっぱいつくってました)
  中一になってもママ抱っこ~~と甘える大きな二女は 家のことを進んでしていたようです。 
  (毎日の夕食が足りずカップ麺を食べすぎ 太っていましたが・・・)
  家族の協力があったからこそ 貴重な時間を得ることが出来ました。
  
  寂しくなかったのは沢山の友人たちの毎日のメッセージ
  お世辞でも 毎日楽しみにしてると言われればお調子者の私のことだから
  何としてでも伝えたいと思うではないですか!
  おかげでテンション高く
  何かの使命感の様に 毎日を無駄なく過ごせたんだと思います。
  だから 当初心配していた一人で寂しいかもなんてことは一切なく
  スリや強盗に合うような危険な目に合うことも一切なく
  全てが ラッキーに恵まれ無事にこの旅を120パーセント素敵な思い出として
  残すことが出来ました。

  一人でも何とかなると思えたと同時に
  たくさんの人々のサポートがあったからこそだと
  本当に本当に感謝しています。
  この旅で「いや~~ありがたいわ~~」とおばちゃんの様に何度一人でつぶやいたでしょう!
  (「様」ではなくハイ!正真正銘の関西のおばちゃんです!)
  
  そして長々と飽きずにブログを楽しみに応援してくださったおかげで
  飽き性の私が何とか完結できるまで頑張れました。
  へたくそな幼稚な文章でしたが想いはいっぱい入ってます。
  本当にありがとうございました。
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  もうすぐ2か月経過しようとしている今は
  すでにパリの恋煩い熱は冷め もう次のことに向け突進しています。
  
  まずは環境作りからと アトリエの片づけをはじめ 少しづつ制作をはじめています。
  毎日何かを求め 出歩いていたのが嘘のようにアトリエにこもっています。
  そして 来年の為にフランス語のヒヤリングと英会話を始めました。
  ちなみに物欲は小さなものに興味はなくなり 今欲しいのは赤いアウディぐらいです。(笑)

  パリではあまりにも沢山のインプットでパンクしそうなので
  ゆっくりアウトプットしていこうと思っています。
  でも鉄は熱いうちに打たなくては!
  昨日までキラキラ輝いていたものがあっという間に魅力がなくなってしまう困った性格ですから
  必ずこの証は皆さんの前でお披露目をする!
  と決めました!
  決めることからすべてが始まります
  そしてこの私のちっぽけな体験が 
  何らかの形で 皆様の支えや 何かの折にプップッと笑える癒しにでもなれば
  とてもうれしく思います。
  本当に ありがとうございました。
  
  さぁ!これからです
  今からが本当の始まりです!

  どうかこれからも お付き合いよろしくお願いします。

                     
                             タカアシイトミ!
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# by acute-97 | 2014-08-19 09:06 | お出かけ

本当の意味

 
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   最後の日
   
   カズコさんが ひとみさん 薔薇が好きなら薔薇の国際コンクールが行われる
   バカテル公園に行ってみませんか?と誘ってくれました。
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   実は以前TVで ブローニュ森の近所に 孔雀のいる薔薇の綺麗な公園があると観て
   行ってみたいなと 漠然と思っていたのでした!
   カズコさんは  いつもピンポイントで きっとひとみさん好きそう!
   ひとみさんなら喜びそう!と色んな事を勧めてくれて
   会って間もないのに なぜこんなに私のことがわかってしまうんだろう
   と 不思議なくらいです。
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   今回パリを訪れるのに この時期を選んだのは モネの睡蓮の花が咲き 
   薔薇の花の季節に 何とかぎりぎり間に合うかと思ったからです。
   それは どちらもドンピシャで パリで散々薔薇を見ることができたのに
   最後の日 バラ公園なんて素敵すぎ!
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   パリに来て珍しく小雨が降り 地下鉄とバスを乗り継ぎ 
   公園に着くと雨は丁度止み 雨に洗われた初夏の緑が 朝の光に輝いてとても鮮やかです。
   公園とゆうより 森のような中を進んでいくと
   ガゼボに 孔雀がいるではないですか!
   公園に孔雀が放し飼いなんて さすがおフランス!
   小学校の時に 飼育小屋になぜかいた よれよれのホロホロチョウとはえらい違いです
   たまに来る観光客が 孔雀を怒らせて羽を広げさせようと あれやこれやと脅かしますが
   もうわかってるわい!ぜ~~ったい広げたるかい!ふん!
   と全く見向きもせず すまし顔の孔雀くんでした。

   
   この公園は もともと 私の前世マリーアントワネットが(あくまで私の一存です) 
   義理の弟アルトワ伯爵との 賭けで造った公園だそうで 
   2か月以内に公園が出来上がるか?という賭けで
   結局62日間で 仕上がった公園だそうです。
   どちらが言い出して 結局どちらが勝った賭けなのかはわかりませんが
   きっと無茶をいって 2か月で造って見せるわよ!と
   いったのはマリーアントワネットでしょうね
   すみませんね~~その節は無理言っちゃって~~
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   先を進んでいくとオランジェリーがあり 何やらコンサートが開かれてます。
   とても優雅な雰囲気の中
   小道を進んでいくと バラ公園になっていて沢山の種類の薔薇たちが咲き誇ってます。
   季節的にも もう満開のピークを過ぎている花が多かったのですが
   花弁を覗かしている薔薇は とても色っぽくてまた違った良さがあります。
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   今年のコンクールの大賞の薔薇だそうです。
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   日本では今年は特に色々な薔薇園に出かけましたが
   薔薇の背景というのはやはりヨーロッパの重厚なクラシカルな建築物でこそ
   とても映えるように出来ているのだなと感じました。
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   薔薇園を進んでいくとハーブ園があったり アーチ形になった藤棚があったり
   アイリスの庭園があったりといろんな季節に咲く花たちが植えられていて
   また違う季節に来てみたいなと思いました。
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   公園の中にあるレストランはあいにく貸し切りで入ることができませんでしたが
   中庭のテラス席に座ってシャンパンなんぞ飲んだら素敵でしょうね~~
   必ずもう一度訪れるために今回はお預けです。
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   雨が止んでホントよかったね~私たちってついてるよね~~なんて話をしながら
   帰っていると 羽を開かなかった孔雀が 
   鳩に向かって大きく羽を広げて 雄たけびをあげてます。
   トレビア~~~ン!なんて美しい!
   こんな美しい生き物を与えた神様ってすごい!
   やはり私だったら 花なら薔薇 鳥なら孔雀 動物なら黒豹 昆虫なら蝶 
   同じ生を受けるなら美しくて優雅な生き物に生まれたい
   ほんならえ~~と野菜やったら? ごぼうとかはいややわ やっぱり葉物系?
   綺麗で優雅な野菜って・・・どうでもいいことでした。
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   この公園 薔薇に孔雀と美しいものに囲まれてとっても贅沢な気持ちになりました。
   やっぱりラッキーガール! (ガールでないことはわかっています)
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公園を後にしパリ市内に戻ってきた私は  
   最後の日なので 世界一古い歴史を持つデパートという 
   ル・ボン・マルシェに連れて行ってもらいました。
   今回 美術館や公園めぐりと呑みやで 毎日を過ごした私は
   ショッピングを ほとんどしていませんでした。

   このデパートは 観光客が少ないせいか セールといってもあまり混んでおらず
   おしゃれなショップが入っていてゆったりと お買い物ができました。
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   地下の食品売り場で カズコさんに美味しいトリフ入りのお塩や 
   先日 連れて行ってもらったイタリアンレストランご用達の
   バルサミコ酢など教えてもらいました。
   なんとこのバルサミコ酢 売り場で最後の一本だったのです。
   ホントついてる!
   私はとられてなるものか!と神業の様に陳列棚からバルサミコ酢を
   かっさらったのは いうまでもありません。
   きっとすごいオラオラ仮面を かぶっていたことでしょう。
   クッキーや缶詰もとてもパッケージがかわいくて 観ているだけでも楽しいです。
   ここで一日居れそうな楽しさでした。
   そしてカズコさんお勧めのとうりとってもおいしかったのです。
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   私がなによりびっくりしたのが
   こちらのレジの担当者は椅子に座って仕事をしているということでした。
   しかも お客さんからレジの手元に70~80センチほどレジ籠を手前に寄せるためだけに
   ベルトコンベアがついていて 籠が自動で動くシステムになっていました。
   日本の立ちっぱなしのレジとは大違いです。
   全く動くことなく みなさんお尻に根が生えてしまいそうです。

   


   最後の夜はカズコさんが是非にと おうちに招待してくださいました。
   散々 朝早くから付き合ってもらっていたのに 夕食をごちそうしてくださるというので 
   申し訳ないな~とも思いながらも
   その日は アーティストのご主人もいらっしゃるということで とても楽しみです。

   地下鉄の終点で着いた町は とてもかわいい家が立ち並ぶ住宅街
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   お宅にお邪魔し 玄関から階段を上がるとアトリエがみえました。
   もと印刷工場で北側の採光が入る大きな天窓が明るく広々とした部屋です。
   壁には絵の具が飛び散り躍動感があります。
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   このアトリエの空気感があまりにもエネルギッシュで胸が熱くなり苦しくなりました。
   今回パリに来て沢山の美術館で絵を見てきたけれど
   こんな ざわざわ ドキドキする気持ちになったのは 初めてでした。
   なんだか いてもたっても いられない。 
   私も何か表現したい
   作りたくてたまらない
   今! 今を活躍している人のアトリエはエネルギーにあふれていました。

   あ・・・ このために私は来たんだ 
   だからパリに一人で来たんだ
   これを感じるために・・・
   最後の最後にやっとわかったのです。

   アトリエの空気感がとても情熱的なものがあって私は思わず泣きそうになってしまいました。
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   私たちより17歳年上だというフランスのアーティストのジャック・ボッサーさんは 
   穏やかで繊細でかつ包容力のある素敵な方でした。
   何よりもとてもエネルギッシュです!
   
   お二人を見ていると 初めてカズコさんにあったときに 
   穏やかな心地の良い人だなと思ったのが わかったような気がしました。
   ジャックに 穏やかでそれでいて情熱的に愛されてるカズコさんは
   時には気まぐれなアーティストとしてのジャックを
   私のたわいもない話を包み込むように聞いてくれたように 
   いつもサポートしているのだろうなと感じました。
   素敵なご夫婦でした。

   美味しいトリフのリゾットに 極上のシャンパンやワインをたらふく頂き
   本当に幸せで楽しい時間でした。

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前に進みたくてもずっと進めないでいる私にジャックは
   「ヒトミは何がしたいの?」
   「・・・・・
     やっぱり・・・絵が描きたい」
   「じゃ 描けばいい 答えはシンプルだよ」

   言葉にしてしまえばとても簡単なことなのに 心がずっとそうはならなかった・・・
   結局とりかかる前に迷ってしまう私
   いつもいつも 追い立てられて焦って何もできない私
   出来ない事を周りのせいにして苛立ってた私

   結局自分の意思で自分にブレーキをかけて 前に進めなかっただけ・・・・
   本当にしたい事
   本当に求めてる事
   本当に大切な事

   目の前の色が変わった
   ストーンって・・・
   全ての色が・・・

   胸がいっぱいになって 
   想いがいっぱいになって 
   バスタブもラップのおかげでいっぱいになって
   パリの最後の夜は暮れて行ったのでした。
   

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# by acute-97 | 2014-08-17 06:21 | お出かけ