人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バブルのアート



バブルのアート_e0228380_17265574.jpg


  バブル全盛期のあの頃 
  東京へ出張に行ったある日 青山を歩いていたら 
  凄い人だかりの店に長い行列が出来ていました。

  興味深々でも 列に並ぶなんて関西人魂がゆるさなくて
  ずかずか店の前までいって 思いっきりのぞきこんだのです
  それが今いま思えば 「キース・へリング」のポップショップでした。

  はは~ん 東京は田舎者ばっかりやから 
  こんなこどもの描いたようなイラストに 行列まで作るのだわと
  田舎もんの私は そう思いながらも
  何か新鮮で インパクトのあるそのアートが 気になりました。
  
  その後ニューヨークでの彼の活動を知り
  作品をちゃんと見てみたいなと思っていました。
  が・・・何カ月かして東京土産に
  ハイハイしているラディアントベィビーの マグカップをもらった時には
  しっかりと安っぽいブランドになり ここまで有名になったんだと・・・
  なんだか そのマグカップはとても陳腐なものに思えたのです。
  
  まるで授業中に 教科書の角に描き続けたパラパラ漫画の様な 
  誰でも描けそうなモチーフに目を着けて 
  上手く商売の戦略に乗せたわねと
  なんだか面白くない気持ちでした。

  私の性格がいがんでるのか
  そっれきり キースへリングを封印してしまいました。

  日本でブームになったものは すぐに飽きられ
  最先端=おしゃれ→→流行遅れ=ダサいとなり
  いつの間にか パチモンのグッズも街から姿を消しました。


  あれから23年・・・
  家のすぐ近所の公園の掲示板で 
  不釣り合いな蛍光色なポスターを見つけました。
  それは伊丹市立美術館で開催されている キース・ヘリング展のものでした。

  なぜだか とても甘酸っぱい気持ちになり 行ってみました。

バブルのアート_e0228380_0253373.jpg



  久しぶりにみると とても新鮮でした
  
  そして 彼が活動を始めて32歳にエイズで亡くなるまでの 
  全ての作品と日記を観ながら ひも解いていくと
  とても奥深い意味がありました。

  彼がなぜ サヴウェイ・ドローイングを長い間続けたか?
  どうして ポップショップを開いたか?
  

  「アートはみんなのもの」
  「大衆はアートを観る権利がある」
  「大衆にはアートが必要だ」
  「アートは大衆を無視した 少数のブルジョワのために作られるべきではないいんだ」

   恥ずかしいくらい何も知らなかった私・・・
   でもあの時 何人の日本人達が彼の本当の作品に対する思いを知って
   あの行列にならんでいたでしょう?

  もし少しでも彼の事をバブルに上手に乗っかった商売人と思う気持ちがあったら
  ぜひ観に行ってください。
  (そんなひねくれた見方をしていたのは私だけかもしれないけれど・・・)
  彼の本当の伝えたかったメッセージを感じ取れるはずです。
  答えはあなた自身が感じてください。
  
  特に 前から見たかった彼の原点
  ニューヨークの地下鉄の広告版に落書きして メッセージを大衆に伝え続けた
  「サヴウエィドローイング」が今回観れたのはちょっと感激です!
  やっぱり 面白い!好きです!
  でも結局・・・ 
  どんな奥深い意味があれ
  その作品が好きかどうかで いいのですよね。

  ニューヨークと言えば
  プライベートで初めて一人で行ったのがNYでした。
  地下鉄は絶対乗ってはいけないと言われたら 乗りたくなるのが私です。
  遭遇したかったな キースの落書きに!
  ドキドキの想いは今でも覚えています。
  刺激的な街での刺激的な自己表現・・・
  マンハッタンではなんだって出来そうな なんだって手に入りそうな魔法がありそうです。
  その魔法にみごとにかかったキース・・・
  昔 好きでなかったのは魔法にかかることなかった私のジェラシーかもしれません。

  
  
  でも・・・
  結構 ボロもうけしたんちゃぁうん??
  やっぱり私 ひねくれてる?!






  開催している伊丹美術館の周辺もとても素敵です
  同じ敷地内にある伊丹郷町館は
  重要文化財に指定されている江戸時代の酒蔵で 今梅盆展やってます
 
  
バブルのアート_e0228380_0324191.jpg


 なんと樹齢100年の梅です
  
バブルのアート_e0228380_0335432.jpg


 
  キース・ヘリング展は
  2月26日までやってます
  中小学生以下はココロンカードで無料で入れます

  寒い冬 お子さんと一緒に行かれてはいかがでしょうか?
  
  あったかいハートになれますように・・・・













 
  



  

by acute-97 | 2012-02-02 17:47 | 美術館