愛しのピエール現れる!
パリの2日目の夕食は 一人だったので ホテル界隈をブラブラし
賑わってるお店をチョイスし テラス席に座りました。
本当に最高に気候のいい時期で 夕方は涼しく爽やかで
冷えたシャンパンがのどに心地よく ぐびぐびと入っていきます。

カズコさんを紹介してくれた日本の友人のアドバイスどおり
周りに美味しそうなものを食べてる人を見つけて
「あれと同じものをシルブプレ~~」と頼み
赤ワインに ビールをチェイサーに 3杯づつほど飲んだらもうすっかりいい気分。
夕暮れ時といってももう10過ぎで 時差のある私は眠たすぎ~~
ホテルの近くまで帰り着いたものの 飲みだしたら止まらない悪い癖が…

すぐ近所のBARに入り もう一杯だけビールを飲みほし 帰ろうかと身支度をしていたら
近くに座っていた男性が もう一杯ビールをどうぞ マダ~~ム!と
ビールを奢ってくれたではないですか?!
これは 愛しのピエールとの出会い?!
ああ・・・私は人妻・・・ もう日本に帰れない さようならかわいい娘たち・・・
ママは母親である前に一人の女性だったのよ ごめんなさい。
いやいや 待てよ これはうわさのイケメン強盗かもしれない。
酔わされて 部屋まで来て寝ているうちに 部屋のものは空っぽ!なんてことに・・・
あかん! あかん!とよく見るとウインク連発の紳士は どう見てもおじいちゃん・・・
しかも 全く英語が通じない。
フランス語でベラベラしゃべられてもさっぱりわからない。
え~~い!めんどくせ~~私も関西弁で
「ごちそうさまです ジャポネですねん!一人で来ました~~月曜日までいますねん」
ぜ~~~ったい分かるはずないのに おじいちゃんは「ウィウィ」とうなずき
アル中同志の様な会話を バーテンダーも笑いながら聞いていました。
じゃお休みなさい~~と30年前はイケメンだっただろう じいちゃんに投げキッスをし
歩き出したものの とにかくホテルまで何としてでもしっかりと帰れらなければならない!
はっと目が覚めると電気が光々と点いた中 案の定ベットの上ですっぽんぽんで寝ていた私
え~~?お嫁にいけない~~!(もう行かんでよろしい)
たしかホテルの部屋に入ったまでは覚えてる・・・
大丈夫!ピエール爺さんはいない!荷物もある!(指さし確認!)
でもなぜか 靴をドアの前でキチンと揃えて脱いである・・・恐るべし日本人魂
さすがに酔っ払っても 土足は抵抗あったみたいです。
(てか 裸に靴だけ履いて寝てたらおかしいや~ん)

おはよう!亀の家族達!
結局4時には また起きてしまって バスタブへ…
しまった!フロントに詮が壊れてること言うの忘れてた!
捨てずに大事においてた メイドインジャパンラップを詰めて朝風呂に入り
ウコンを飲んで二日酔いを覚ましました。
3日目 日本から現地のツアーにジヴェルニーにあるクロード・モネのアトリエの
見学ツアーを申し込んでいました
まぁ 見事な ザ・日本人ツアーで
皆さん 少し上の年代の方達のグループツアーに一人で参加することになりました。
ガイドさんはベテランでアートにとても詳しい方で モネについてだけでなく
一時間半ほどのバスの道中 写実派から印象派へそして キュビズムまでの時代背景から
技術的な変化や 印象派の画家達の一人ひとりの話をそれは詳しく語ってくださいました。
ツアーを選ぶ時に日本のツアーは避けようかなと悩んだのですが
このガイドさんの話だけで 日本のツアーに申し込んだ価値があったと思えました。
ただ 道中ご一緒した皆さんは 全くそうゆう話に興味がないらしく
マイクの声をかき消すほどみなさんおしゃべりされて 車中にはお菓子が飛び交ってました。
でも いつものことなのか ガイドさんは全く動じることなくマイペースで語られてました。

郊外に進むにつれて窓からの景色もパリの街中と違って
家並もかわいい田舎風になってきます
なるほど・・・目の前に広がる黄金色の広い畑の景色は
印象派たちが描いた風景画そのものです。
日本で 東山魁夷の絵をみて 日本の風景こそ日本画でしか表現できないなと
感じるのと一緒なんですね。

20年前にオランジェリー美術館の睡蓮の間を観たとき
是非この絵の舞台となった光と影で浮かび上がる本物の睡蓮の池を実際に観てみたいっと
思ってようやく実現です!

朝一番に着いた私たちは まずはモネが過ごしたお家を見学し お庭に出ました
家の中よりもモネがコレクションした歌麿 北斎 広重などの
浮世絵の数々200点以上展示され
とても素晴らしく これだけの多くの浮世絵を一堂に観ることができるのは
かなり貴重な体験でした。

お庭は作られた感は満載でしたが季節の花が満載で
逆にこの施設の プロフェッショナルさに圧巻されました。

いよいよ睡蓮の池です
小さな小川が流れそのほとりを歩いていくと
目の前には 丁度ほころびかけた睡蓮たちが水面に浮かびます
睡蓮の時期には少し早いかも と言われてたのですが
今年は少し早目に花が咲きだした とのこと
やっぱり 私はどこにいっても ラッキーガール!
(ガール?ラッキーババァでもいいですっ)
あ~~~ホンマそのもの!ホント美しい!!凄いメンテナス力です
商売としても完璧でしょう!

しばしベンチに座ってぼ~~っと池を眺めモネの絵を思い出し
水面の光の変化を堪能しました。
ツアーのめんどくさいところは団体行動・・・・
アッという間に 集合時間になり バスに乗り込み 帰路へ・・・
今度はやっぱり電車に乗ってゆっくり来よう!
周りの村もとても素敵でゆっくり散策したいなと思いました

帰りのバスの中でもガイドさんは最後までアートの話をしてくださり
とても得した感じ!
同乗者の皆様は行きとはうって変わって大人しく グッスリとお休みでした。

午後には無事にパリにつき 興奮冷めやらぬ私はその足で
オランジェリー美術館の睡蓮の間に直行しました。

今観てきたあの空間が100年近くたってまだこの目の前に表現されてる・・・
円形の部屋の中 睡蓮の絵に360度囲まれて まるで池の中にいるかの様・・・
この光と影のこの色が今観てきたそのまま・・・
自分の中での感動の盛り上が 興奮状態となって脳に刺激されたのでしょう
おかしなくらい涙が出てでて・・・・
多分 すごく変な人・・・
今自分で冷静になって思い出しても 変・・・
でも今まで一度も味わったことのない不思議な胸の想いに 自分自身でも戸惑いながら
とりあえず落ち着こうと ソファーに座り込み
ただ その空間に身を置いて 時は流れていきました
いくら見ても飽きたらず
3時間近くいたでしょうか?もう帰ろ もう帰ろと思いながら
もう一回だけ観ておこうと 何度もうろうろする私に 警備員さんも不審者と思ったのか
何度か目が合い しまいには またあんたか?!
ってな具合いでウインクされてしまいました

帰りは疲れたので地下鉄メトロに乗りました。
10枚つづりのチケットを買い⑦番線へ
ところが最寄り駅は工事で通過してしまったではありませんか!!
オーマイゴット!どないすんのん!?
結局一駅歩く羽目に!もう足痛いし!
メトロはいたるところで色んな演奏をしていて さすがアートの街
周りの乗客も理解があり 普通の様にチップを渡します。
初めてパリに来た時に メトロの壁のタイルがとてもかわいいなと思い
その10年後に自宅を建て直す時に キッチンの壁をメトロのタイルみたいにしたいと
建築士の方に伝えたものの 日本に似たものがなく
フランスからわざわざ輸入してもらうはめに・・・
その名も商品名が メトロというタイルでした (同じかどうかはわかりませんが・・・)
家では全く違和感なく暮らしていたのですが パリではメトロに乗るたびに
キッチン周りや家族のことを思い出したりして 奇妙な気分になりました。

その後 モネの睡蓮を堪能した私は夕食を約束していたカズコさんに
会うやいなや 機関銃の様に大興奮で今日の感動をしゃべり続けると
カズコさんは やさしくゆっくり私の話を聞き続け
そんな感動があってよかったね~~と受け止めてくれ
何時間しゃべり続けただろう というくらい話が尽きることなく
ふと初対面 間もない人に なぜそんなに心開いて話せるのだろうと不思議でした。
もうだいぶ前から カズコさんを知っていたような錯覚にとらわれました。
私は心地いい酔いの中 カズコさんの行きつけのモンパルナスのイタリアンレストランを
後にしたのはもう夜更けでした。

ホテルの近くまで帰ってきたものの またまたまっすぐ帰れない!
近所のBARにより ビールシルブプレ~~
今日もピエール爺さん満面の笑みでウインクしてくれました
どうもピエール爺さんはこの店の 常連客のようです。
今日はもうおなか一杯!おごっていらんで~~っと
一杯飲みほしてただいま~~!
お風呂に入って・・・
オ~~~マイゴット 詮がない!
またフロントにゆうの忘れてたや~~ん!
ジャパニーズラップ!シルブプレ~~今日も捨てなくてよかった!
こんな再利用されたラップは多分ないと思う!
これから298円じゃない時でも 買ってあげることにしよう!

by acute-97 | 2014-07-31 23:36 | お出かけ

