こころの引き出し
ようやく夏休みが終わりましたね!
うちには中三と高3の娘がいるのですが
子供たちが大きくなれば少しは楽になるかと思いきや
結局ご飯ごしらえは同じで
塾だお稽古だと結局時間帯がバラバラで
なんだか一日3度のご飯を何度も何度も用意し
一日が終わった気がする夏休みです。
そんな中でアトリエ♥アキュートでは夏休みのイベントを二つ行いました。
一つは京都のフラワーデザインの「アトリエ コトコト」さんとのコラボレーション。
『こどもアートラボラボ』
造形とお花を組み合わせて一つのアート作品を作るという初めての試みのレッスンでした。
小さなチューブをワイヤーで固定し花器となる造形物をつくり
そこに生花をアレンジするという少し高度な内容に
子供たちには難しいのではないかと少し心配でしたが
こちらが思う以上の発想力と探求心でそれぞれが素晴らしい感性で
個性的な作品を仕上げてくれました。
でも毎回のレッスンで思うこと・・・
なんでこんなに楽しいのでしょう!
あーでもないこーでもないとワイヤーと取り組むこどもたち。
普段あまり触れる事のないだろうお花をそっと大切に扱い
ここにさしてみよう!
こないしてみる?
もっと短くしょうかなぁ~
あーだこーだといいながら
わ~え~やん!すごい!
とあっという間の時間でした。
特に今回はダイナミックな立体を男の子が得意としてくれてました。
終わった後もたのしかった~!
またやりたい!
アイビーの茎から根っこが生えてきたよ!と大切に育ててくれて
二学期の夏休みの自由課題に持っていったら
参観日の時に色んなお母さん達にどうやってつくったの?と
いっぱい聞かれました~など
沢山の嬉しいお声が聞けてホント幸せでした。
そして今回はアートを通じて
命のお話をコト先生(フラワーデザイナーの粟津有希子先生)にしていただきました。
「お花は生きていて命には限りがあること」
根っこのあるお花ははさみでチョキンと切った瞬間に命を絶たれてしまうけど
お水にさしてあげることでまた生きていける事。
「私達人間は植物の光合成によって助けられているということ」
私たちが吐く二酸化炭素を吸って私達が吸う酸素を生み出してくれてるという事。
少し難しいお話でしたが子供たちは真剣に聞いていました。
命を愛しみ育むことの大切さが少しでも心に残ればうれしいです。
小さな子供たちには日頃実感することのない事ですが
幼い時に見聞きしたものは心の引き出しに必ず残っているものです。
でもそれらは自らが得てくるものより 大人たちが与える事の方がより多くあるものです。
引き出しに何をストックさせてあげるかは一番身近なママ達かもしれません。
目の前にある成果の出ることも大事です
でも大人になった時にどうあって欲しいか?
どんな大人になって欲しいか?
本当の自身の幸せは何かを考えて
今からじっくり与えてあげる事はとても大切だと思うのです。
何も絵画教室に通わなくてもママの日頃からの話しかけはとても大事だと思うのです
身近な美しい風景などお花や夕焼けを見た時にきれいね~~と
感じたことを言葉にして伝えてあげる
それだけでちゃんと子供たちの心に刻まれていくと思うのです。
私は今から思えばかなり一般的な枠からはみ出していた子供だったようで
かなり自由奔放に生きていていて色んな意味で親には苦労をかけました
でも父はひとみがひとみらしく生きることがこの子の幸せだと
いつも私をそのまま受け止めてくれてました
あちこちの美術館に連れて行ってくれ多くのレコードを聞かし
沢山の美しい風景を見せてくれ 父の作ったとんでもない楽しい物語を毎夜聞かせてくれ
数々の本を与えてくれました。
命を粗末には出来ないという事も身をもって教えてもらいました。
私がヒヨコをもらってきて雄鶏になってしまって
もらってくれる学校に頭を下げてくれたのは父でしたし
蚕の幼虫をもらってきて近所中の桑の木を探し求め葉っぱを集めてきてくれて
ちゃんと繭までそだてることが出来たのも父のおかげでした
拾ってきた子犬を飼う事を許してくれたのも父の優しさでした。
そういう意味で私には楽しい引き出しがいっぱいです
結局大それたことの言える大人にはなれてませんが
私が自身で幸せであると思える人生を歩めています。
偉そうにいっても私も自分の娘の引き出しに
何がストックされてるかは定かではありませんが
少なくとも感情豊かな子に今のところは育っています。
でも親として常に反省点はいっぱい・・・
今日はスマホを置いてじっくり話をしようかな・・・
さてさて
もう一つの夏のイベント「ウミソラin淡路」もかなり楽しいイベントとなりました!
このお話は次回のお楽しみ!
by acute-97 | 2016-09-18 15:05 | アトリエアキュート